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Indonesia Village (1) トゥガナン村 (Desa Tenganan)

Indonesia Village (1) トゥガナン村 (Desa Tenganan)

今、なぜこのインドネシアの古い旅行をサイトで取り上げる気になったのか?というと、
数年前に行ったのインドのグジャラート旅行の項目でアップしている『「パトラ 絣」を検索キーワードにして、私のサイトchackee.comを訪問してくれる人が多い』ということが分かったからだ。

『パトラ織りは経糸、緯糸の両方を絣にしたダブル・イカット。
これはグジャラート州パタン地域とインドネシアバリ島のトゥンガナンで現在も伝わる染織技術です』
という説明文を載せていた。
すっかり忘れてしまったけど、私はトゥガナン村(Desa Tenganan)にも行ったことがあった。30年も経っているので、完全に忘れていた。
昔の写真ファイルを見つけて確認したら、ちゃんと写っているじゃない、その絣。

まだ民族色をとても残していた当時の写真だ。それ以来行っていないので、今は当時とかなり違うのだろうと思う。


左、右)腰織(こしばた)、糸綜絖(いとそうこう)、杼(ひ)が竹筒のような形。


左、右)この村で、当時、一番年寄りの機織のおばあちゃん。もうご健在じゃないんだろうな?頭に飾ったお花がオシャレ。上の人の倍の布幅を織っている。

左、右)とても簡易な織機ということがわかる。
経緯の糸に絣が入っている(ダブルイカット)なので、相当な柄をあわせる技術と注意力が必要なはず。経絣や緯絣、普通のイカットだってあわせるのがとっても大変。
糸の結束や染め、整経などを見ていなかったのが残念。

トゥガナン村 (Desa Tenganan、テンガナン、トゥンガナン)
インドネシア共和国バリ州カランガスム県マンギス郡の村。
バリ島先住民、バリ・アガの村として知られる。チャンディダサの北方にあたる。
経緯絣(ダブルイカット)や籐籠の制作でも有名。

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バリ島テンガナンは東南アジアで唯一の経緯絣を織る村である。
赤茶色の染色は8年もの年月を要し、織りあがった経緯絣“グリンシン”には呪術的かつ神秘的な機能がそなわっている。
“グリンシン”の語は「無病息災」を意味する。
(参考:京都書院発行 染織の美 第5号)


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