India Historic Spots (o1) ムクテーシュワラ寺院 Mukteshvara Temple
まずブバネーシュワルでの最初の訪問は、ムクテーシュワラ寺院。
ヒンドゥー教のシヴァ神を祀る寺院。
10世紀後半の建造物で、オリッサの石造建築の発展過程において重要な位置にあり、規模が小さいが完成度の高い珠玉の寺院とのこと
そして通常、寺院は東向きに建っているが、この寺院は建立当時の王が西からパワーをもらっているという説から西向き寺院となっている。
オリッサ地方のヒンドゥー教寺院はガルバグリハ(聖堂)をデウル(deul)、マンダパ(拝堂)をジャガモハン(Jagamohana)とよぶようで、ここはジャガモハンとデウル、背面に長方形の貯水池という一般的な構成となっている。
そしてこの寺院は、その前面にアーチ状のトラナ(塔門)が立っている。
柱はシンプルだが、アーチの部分にはかなりの彫刻がほどこされている。サンチーなどに見られた仏教伝来の様相が感じられた。
ムクテは宝石、シュワラはシヴァのいる場所という意味をもつそうだ。
宝石という名を持つように、赤や黄色の砂岩の外壁には細やかな数多くの彫刻がほどこされていて美しい。
インドの特に南部でシヴァ神を祀る寺院というと、お決まりの乗り物ナンディのスタチューが正面と向かい合っているけれど、このオリッサでは全くみかけることはなかった。
トラナ(塔門)
「ヤクシャ像」かな?
ジャガモハンの彫刻
格子の彫刻がきれいです。
デウル内部のリンガとヨーニ
デウル内部の天井にほどされた彫刻
背面からデウル上のシカラ。
レカー デウルというらしい
砲弾型のレカー デウルに施された細やかな彫刻
右後方からの全景
40℃近い現地で、子供たちが水浴びしたり、
男性が沐浴したり、背後では女性が洗濯中。
アーチ手前に踊るシヴァ神「ナタラージャ」
パールヴァティー