India Historic Spots (a11) カジュラホ Khajuraho
●Easten Group 東群
西群から少し離れた場所にある東群はジャイナ教の寺院が並ぶ。
ジャイナ教 (Jainism) は、以前アーメダバードで見かけた白衣派 (svetambara) は鉢を携帯した女性の信者がいたが、このエリアの全裸で過ごす裸行派 (digambara) は男性僧のみで何も持たない。歩行時に「クジャクの羽根」だけ認められているらしいが、それは足元の小さな虫をも殺傷しないため。食事も動物性のものは一切口にしないのは有名だが、根菜は一緒に虫を食べるかも、球根は植物の生命の殺傷になるのでやはり口にしないそうだ。
アディナータ寺院(Adinatha temple)、パルシュヴァナータ寺院(Parshvanatha temple)が並ぶ。
外壁の彫刻群はほとんど西群のヒンドゥー教のものと区別がない男女の像がならぶ。ただ、23代祖師ティールタンカラ像の存在がジャイナ教寺院を示している。
左)23代祖師ティールタンカラ像。右)壁面の彫刻
左)キューピットとも云われる愛の神カーバディーバ(?)像、中)パルシュヴァナータ寺院、右)火の神、アグニ(Agni)
左)壁面の男女かまわず全ての像が腰をくねらせている。
左)カジュラホで一番有名な「アイシャドーを塗る女性像」、中)ジャイナ教24代目の預言者、右)4本の手をもつインドラ
左)隣の現在も生きているジャイナ教の寺院。このシンプルな裸像がジャイナ教の像。