India Ladakh Gompa (7) リキル ゴンパ Likir Gompa
レーから西へ約62kmの場所にあるラダック地方でのゲルク派(Gelugpa)総本山のゴンパ。
ラダックの5番目の王ランチェン ギャルポ(Lhachen Gyalpo)の指揮の下、1065年頃にツォンカパ(Tsongkhapa)により創建されたようだが、18世紀半ばに火災で焼失し、改修されている。座主はダライ ラマ14世の実弟ンガリ リンポチェ(Ngari Rinpoche)だ。普段、彼はここにはほとんどいないらしいが、拝観も多く、横には学校もあり、活気のある寺院だ。
ゴンパの横には1997年につくられた高さ約23mのチャンバ大仏(弥勒大仏)坐像がある。
高崎の白衣観音のほぼ半分だが、南インドのヴィヴェーカナンダ岩のティル・ワルワル像とほぼ同じ。だがどちらも立位、こちらは座っているので、近くから見上げると、とても大きく感じる。
このゴンパは比較的新しいので、建物もきれい。壁画も手入れがしてあり、クッキリとしている。ゲルク派のゴンパを見ると、全身青い神様の壁画が多い。実際見てもあまり違いがよく分からない(これから良く調べます)。
チベット仏教のゴンパは釈迦仏があまり目立たない祀られ方をしている気がする。目をひくのはチャンバ像などの菩薩さまが多い。そして、ドゥカン中央の座はその派で一番偉いラマ僧の写真だ。同じ仏教なはずなのに、なぜだろう??(これも調べます)。まだまだわからないことばかりです。
左)ドゥカン(Dukhang)外観。右)入口の東方(白)持国天(ドリタラーシュトラ:Dhrtarastra)と南方(青)増長天(ヴィルーダカ:Virudhaka)。
左)扉の装飾。右)ドゥカン(Dukhang)中央にはダライ ラマ14世の写真が飾られている。
左)供物 トルマ。右)チャンバ像。
左)ゴンカン(Gonkhang)入口に置かれた瞑想の図。右)寺院を飾る壁画 右は歓喜仏(カーラ チャクラ、Kalachakra)。
左)ゴンカン(Gonkhang)のタンカ。右)立体曼荼羅。
左)Mさんお気に入りのヤーマンタカ(大威徳明王 Yamantaka:ゲルク派の守り本尊)と千仏画。右)マハーカーラ(大黒天:Mahakala)。
左)。右)ゴンカン(Gonkhang)奥のツォンカパ。カーテンの赤みが加わってしまって、ちょっと残念。
左、右)新しい高さ約23mの巨大なチャンバ大仏(弥勒大仏)坐像。東洋的なお顔立ち。
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