India Specialist - Ajrak Print (Block Print) アズラック染
ブジ近郊にあるダマルカ村周辺で行われている「アズラック染」は、木綿に植物染料を使った捺染。
アズラック(azrak)とはアラビア語で青を意味する。ヨルダン (Jordan)にアズラックという場所があるということを考えても、アラブ地域から伝わった技術だと感じる。イスラム教文化に伝わる幾何学文様が中心。
左)黄色染料を吹きかけている。近くの石で布を抑える。
右)ザクロの皮を煮出す釜。ザクロの皮はジュース屋さんから手に入れるリサイクル(?)
左)藍のカメを見せてもらう。
右)工房周辺に植えている「藍」。まだ小さいが年に数回採れる。
左)色糊を木製ブロックに付ける。こんな小さい子が工房では一人前で働いている。
右)ブロックプリント中。
左)製品にするためにプリントの布を縫製をする「ジャット (Jat)」の女性。夫婦で出稼ぎに来ている。
右)藍のスプレーで染色する部分の土や石は青く、赤いスプレーをかける部分の土や石は赤くなっているところが面白い。
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アズラック染は完成までに12段階の行程がある。最初に柘榴(ザクロ)の皮で黄色に染めてからミロバラン(Myrobarans、和名:呵梨靱<かりろく>)や藍、茜、さとうきび、ウコンなどの各色の色糊をプリントしていく。