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India Race (4) ジャート族

India Race (4) -Jat ジャート族

グジャラート州にはほとんど住んでいない民族なので、今回会うことができたのは貴重でした。
ラジャスターン州から出稼ぎに来て、アズラック染めの工房で働いていたご夫婦。
奥さんは、ブロック・プリントされた布を販売できるような製品にするための縫物加工をしていた。


左)インドの人達よりちょっとアラブ系な顔立ちをしている気がする。
右)奥さんもご主人と同じ感じのお顔立ち。

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○ジャート族の民族衣装
珍しく男性も色のついた衣装を着ている。ターバンもカラフルで華やか。
女性もカラフルなプリントと刺繍がほどこされた衣装をきている。アクセサリーは鼻に大きな環状のピアスを、そして腕や足には相当な数のバングルをしている。

 


インドの北部・北西部(ウッタル・ブラディーシュ州、ラジャスターン州、ハリヤーナ州、パンジャーブ州)などにかけて分布する集団で、在地社会ではカーストとみなされる。広義にはパキスタンからアフガニスタンの一部にかけて分布する集団ジャットをもこれに含む。定着農耕民と牧畜民の2系統があり、両系統の起源に関して同一とみなす説と異集団とみなす説がある。牧畜民のジャートは生業を基準に、水牛飼い、ラクダ飼い、ラクダ使い(運送業)の3つに分類される。ジャートの名の他に、一部の地域では自らをバルーチ、パターンあるいはラージプートとも呼んでいる。インド側のジャートにはヒンドゥー教徒が多いのに対して、パキスタン側ではイスラム教徒、両国にまたがるパンジャープではシーク教徒が優勢である。
(参考:弘文堂 世界民族事典 篠田隆 氏 一部抜粋)

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