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鹿児島風お雑煮のこと 2014

昨年末から少々体調を崩し、今年の年末年始は海外旅行を申し込んだけどキャンセル、久しぶりにお正月を日本で過ごしてます。
数年ぶりにお正月にも家にいるっていうことで、年末はオセチなんかつくったりしてみた。
最近は親戚から出来合いのお重をいただいて済ましていたので、我が家では久々につくる感じ。
お重に何入れるんだっけ??と昆布巻き、なます、黒豆、などなど用意した。
少ないって言わないで、このあたりで勘弁してください。

といっている間に新年!
2014年、今年もこのサイトをよろしくお願いします。

昨年、和食が「ユネスコ無形文化遺産」に登録されたってこともあり「おせち料理」って節々の料理とか興味ありませんか?
未来に残したい日本の文化遺産っていうことで、昨年に続き我が家のお雑煮を紹介です。

私は子供のころから群馬で生活しているけれど、父は鹿児島出身。
我が家に伝わる(?)お雑煮はどういうわけか鹿児島風なのです。

これは島津家口伝の正月料理「焼海老(やきえび)雑煮」というらしく、お椀の中央にはお頭付のエビが陣取る見た目もはゴージャスなお雑煮。出汁は濃厚なエビ味です。
完全に鹿児島風かというとそうでもなく、父がサトイモがあまり好きではなかったことと、おモチが角モチってことで東西混合、我が家のアレンジとなってます。
毎年、海外から帰国したら一番最初に口にしたい食べ物です。今年はまさにこれを食してスタートです。

とは言っても、この焼きエビはなかなか群馬では入手困難。
昔は鹿児島の乾物屋さんから年末に直接お電話があって購入したこともあったけど、なかなか高価で買ったり、買わなかったり、毎年年末は悩みます。
一尾あたりの価格がかなりなものだけど、この時期しか入手できないので貴重です。
それなのに昨年もTVで紹介されたりしたり、昨年の食材偽装問題などの影響か、流通量も少ないようで年末ぎりぎりになってやっとのことでGET。
よかった!!

実はこのお雑煮、自分で食べたいということもあるけれど、これがあるということで、成人した姪や甥も新年の挨拶で我が家に足を運ぶ。かなりみんな好きらしい。
「用意がたいへんだわ!」と文句を言いながらも皆にふるまうことを母が喜ぶので、客寄せパンダならぬ、客寄せエビなのかもしれませんネ。

ということで、お雑煮たくさん食べて、もう5日。
なんにもしないで正月休みも終わりそうです。