2013年、今年もこのサイトをよろしくお願いします。
年末から4日まで、インドへ旅行し、昨晩遅くに戻ってきた。インドではお正月ム~ドは全くないし、カレーばかりを食していた。
帰国して一番最初にたべるものは重要だ。
といっても、時間が経った「おせち」もいまいち、結局はおモチのお雑煮にした。
関東周辺や我が家のお正月以外で口にするのは鶏肉で出汁をとったオスマシ風。
おもちの周りを野菜が飾る。群馬でよく聞くのは「けんちん汁」風な具だくさんのお雑煮だ。
私自身、生まれた時からずっと、学生の時以外、群馬の片田舎に住んでいるが、父は鹿児島出身。
すでに他界しているので、鹿児島臭は私の顔が南方系なぐらい。
でも、本当にたった一つだけ残るものがある。それは「鹿児島風お雑煮」。
こどもの頃から、スキーや旅行で年末年始を自宅で過ごすことが少なかった私だが、帰宅したら一番最初に口にするのがこのお雑煮。
これだけは我が家伝統で愛着がある。
鹿児島風のお雑煮は見た目がゴージャス。
中心にお頭付きのエビが陣取る。
↑お椀が見つからず。。の写真だけど。こんな感じです。(スミマセン。。エビの頭が右向いてました。左向きが本来の姿だそうで)
四角い焼きモチ、鶏肉、シイタケ、ニンジン、三つ葉、紅白かまぼこで脇を固めてみました。
ここ数年、このエビを入手するのは難しいし高価なので「来年はエビのお雑煮止めようか?」というムードだった。
が、姉の子供たちが『どうしても食べたい!」というので、通販で入手に至った。
これは焼いて干したクマエビ。お正月まで吊るしておく。
作り方はこのエビを一晩水につけてもどし、出汁を取る。
このエビは出汁をとることが中心なので、エビ本体は後から食べてもあまり美味しいとは言えない。
お雑煮の後にエビも殻から外して、この出汁で雑炊にする時に混ぜた方が美味しい。
我が家ではあたりまえの鹿児島風のお雑煮だけど、実際の鹿児島でもどのくらいメジャーなのかな?
昨年末、テレビ東京の所さんの番組でこのエビのお雑煮が取り上げられた。
エビ漁から加工まで映像が流れて、エビの入手方法も紹介された。
我が家は今までは鹿児島の親戚や乾物屋さんから直接入手していたけど、遠い群馬ではなかなか難しい。
ネットで入手するのも年末年始の縁起物、微妙にタイミングが重要。
甥や姪が望まなければ、たぶん今年は止めていたに違いない。
年に一度の贅沢だけど、代々家庭に伝わるお雑煮って、無くなっていくのかな~。