Sri Lanka Historic Spots (5) シギリヤ Sygiriya <1>
シギリヤはスリランカ中央部の古代遺跡。
ここ数年、かなりTVなどで取り上げられて有名になっているのが、このシギリヤ ロック。
今回のスリランカ ツアーでのメイン観光だ。
1982年に世界遺産(文化遺産)に登録されている。
平らな地形の続く土地に突然、楕円柱の高さ約370mの岩場がニョキっと盛り上がり、こちらに迫ってくる。
古代には僧侶たちの修行の場、岩窟住居僧院だったようだ。
日本の城のお堀のような、ワニが住むという「ハスの水路 (Lotus Cannel)」で囲まれた城壁の橋を渡り、舗装された庭を進む。
右手に「王の沐浴場 (Royal Bathing Pool)」の貯水池を見ながら『水の広場 (Water Gardens)』を真っ直ぐと進む。
道の両側に上方から水が流れ落ちる水路があり、途中に5つの穴の開いた石板がはめ込まれてつくられた、自然の力を使った噴水のようなものを見ることができる。
ここを通過すると、この庭園の水の設備の充実を感じる。
インド北部で、乾季の水の枯渇のために捨てられた城を見てきたので、スリランカの水の豊かさを感じられる遺跡だ。
その後、岩陰にある石窟寺院や僧の居室の数々を見ながら大きな岩の階段を進むと、シギリア レディに会うために設置された螺旋階段へと続く。
ここの庭園や岩場の形状は面白いが、この土地にまつわる歴史的ストーリーはとても興味深い。
宮殿跡とシギリア レディは次にアップします。
左)「王の沐浴場 (Royal Bathing Pool)」といわれる貯水池。右)自然の力を使った噴水。庭園の灌漑設備の充実を感じる。
左)こんな大きな岩と岩の間に作られた階段。ところどころに僧の居室跡が残っている。
右)この入口の先にシギリア レディに会うために作られた金属のきゃしゃな螺旋階段が設置されている。
左)シギリア ロック中腹からの庭園の眺め。右)シギリア ロックの上部につくられた説法の僧院あと。
左)コブラ岩 (Cobra Hood Rock)。コブラが頭を持ち上げたイメージ。右)ガジュマルの気根がすごい。樹形もオモシロイ。