Sri Lanka Historic Spots (4) ミヒンタレー Mihintale
スリランカへ一番最初に仏教が伝えられたとされる仏教聖地。
紀元前247年の6月満月の日、インドのアショカ王の王子マヒンダ (Mahinda) がこの地を訪ね、この山でデーワー・ナンピヤティッサ王 (Devanampiya Tissa) と出会った。
その後の問答の末、王は仏教へ帰依し、ここに精舎を寄進した。
私たちがこの地へ到着した時はすでに太陽が沈みかけていた。
急いでかなりの数の石段を一気にかけあがり、寺院内に入るために靴をあずけた。
この先、すぐに仏殿があるのかと思っていた。まず、アムバスタレー大塔があるものの、その脇の岩場を「登りましょ!」ということになった。
岩場はスベリ、鉄の手すりがあるもののかなりハードな昇り。全く予定していなかったので、ちょっと驚きだった。足元の見えるうちには降りてきたいとかなり慣れない岩登りとなった。
この岩場がインビテーション ロック (Invitation Rock) と呼ばれ、王がこの地にやって来た時、マヒンダが瞑想していた岩だそうだ。
左)左下が会議場跡、一段高い場所に長老の僧侶が座り、議長をつとめた。上に見える白い大きなスツーパはマハー サーヤ大塔 (Maha Seya Dagoba) ここへは行かなかった。
右)寺院までのかなり長い階段。白っぽく見える並木の木々はプルメリア。葉や花をつけている季節でなくて残念。
左)アムバスタレー大塔 (Ambasthale Dagoba)。この手前で靴を脱ぎ、少々の岩場を進むと見えてくる。この右手奥にインビテーション ロックがある。右)王とマヒンダ王子が問答した場所。
左)マムバスタレー大塔の北側に見える近年完成した仏像。右)空が暗くなり始めたころにインビテーション ロックから降りてくる面々。