Sri Lanka Historic Spots (1) スリー マハー菩提樹 Sri Maha Bodhi Tree
アヌラーダプラを仏教の聖地として印象づけているスリー マハー菩提樹。
紀元前3世紀、デーワーナンピヤ ティッサ王 (Devanampiya Tissa)の時代に、インドのアショカ王の息子マヒンダ(Mhinda)がスリランカに仏教を伝えるべく、妹サンガミッタ尼僧にブッダガヤの菩提樹の挿し木苗運びを託し、この地に植樹した。
人によって運ばれ植樹された最古の樹木なのだそうだ。
インドのブッダガヤ マハーボーディ寺院の樹木はすでに子孫となっているが、この地の菩提樹は当時のままなのだそうだ。
長い他宗教との抗争や戦火から本当の菩提樹を守るため、周辺にはその木の子供たちの菩提樹が何本も植えられている。
その木々も大きくなってこの地を囲んでいるのでいるため、さしずめこの辺りが元来の菩提樹の生息地のような感じにもなっている。
今はゾウなどの野生動物から聖なる木を守るために白い壁面の中にある。
左)黄金の支柱に支えられる本来の枝。右)サンガミッタ尼僧が苗木を持つ彫刻。
左右)偶然、年に3~4度くらい行われる仏教徒たちのパレードに遭遇。
太鼓とチャルメラ風な音のラッパを先頭にカラフルな布を頭上に掲げた列を成し、菩提樹をお参りをしていた。
スリランカの仏教徒たちはスタイルはバラバラだが、全身白い装束でお参りする。それは知っていたが、この布を被るのはとっても不思議。
そして、ここで見た笛や太鼓の先導でのパレードは、どちらかというと日本の神社のお祭りのような感じだった。
左)他のグループは頭上に供物(?バスからなのでよくわからなかった)を乗せてお参り。
右)建物の入口の足元を飾るムーンストーン。
ゾウ、馬、ライオンの3種の動物が描かれている。ここにウシは描かれていない。内側には花をくわえた鳥。
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