Lao Historic Spots (3) ワット・シェントン Wat Xieng Thong
ラオス寺院の中で最高の美しさを誇るといわれる寺院。
ワット・マイでも書いたが、この幾重にも重なった曲線、そして地面に着きそうなほど下まで長く伸びる屋根だが、それが一層この寺院の重厚な美をかもし出している。
1560年にセーターティラート王(Setthathirath)が建立。この後、都をヴィエンチャンへ移した王だ。のちほどタートルアンで像にお会いすることになる。
寺院本尊の背面の「生命の木」と、ルアンパバーン様式の代表建築simと呼ばれるレッド・チャペルに仏教にまつわる『モザイク画』が描かれている。これは1960年頃に地元の職人によって作られたらしい。
本尊の反対側にシーサワンウォン王の葬儀に使われた龍の首がたくさんついた黄金の霊柩車が置かれていた。
王の遺体は立ったままで棺に納められたそうだが、「安置」って言葉が不似合いな気がする。
左)本堂中央のご本尊。大きい仏像だが、やっぱりお顔がカワイイ。日本の仏像の涼しい顔と違って、なぜか笑顔。右)入口におかれた燭台のような光るモザイクのオブジェ。
左)本尊背面の『生命の木』のモザイク画。右)屋根を側面から。
左)モザイク画に飾られたレッド・チャペル。若いカップルの女性が窓から顔を出し記念撮影中。ちょっとおジャマしちゃいました。右)ゾウのいるモザイク画。稲作をしているラオスの生活の図。新しさを感じるモザイクだが、光を浴びるときらきらしてキレイ!
左)霊柩車の車庫。右)龍頭に飾られた黄金の霊柩車。
左)北側のメコン川に面する階段の両側に置かれた狛犬?ユニークなお顔。右)階段の下はもうすぐメコン川。