Lao Historic Spots (1) 王宮博物館 National Museum
ラオスは人民民主共和国(共和制、共産主義)になる前はランサン王朝(Lanexang Kingdom)だった。
その時代、この王朝が現在のラオスほぼ全域を支配していたため、ルアンパバーンはラオスの基礎となるラオ族の政治と上座部仏教を統合した王権思想の中心となった。
だから、ルアンパバーンは当時の都で、ここはその王宮だった場所なのだ。
博物館は写真撮影禁止だった。そう聞いて、一眼カメラを持って行くのを忘れたので写真がいまいち。でも、コンパクトデジカメは持っていたので、一応の写真は抑えた。
中は現在、博物館となっていて、日本の援助などで修復・装飾された謁見室や玉座。また、王や夫人の衣装、仏教の教えの一生が描かれた居室。さらに、色々な国からの国王への贈り物などが展示されていた。
途中の廊下に金属の太鼓が並べられ、その上面の周りに小さい三段カエルのフィギュアが並べられていた。
「親亀の背中に小亀を乗せて。。」という感じのカエルバージョン。これは雨乞いと子孫繁栄「富国豊穣」の象徴ってことなのだろう。雨乞い=米穀を主食とするラオスの親近感をなお感じさせる部分だった気がする。
王宮正面右に黄金のお輿とパバーンの仏像が安置されていた。この仏像を年に一度のお祭りで外に持ち出す機会があるそうだが、その時かならず、『にわかに空が陰りだし、風も吹き出して土砂降りの雨となる』と現地ガイドが言っていた。なぜ?
左)新しいパバーン仏安置の祠から王宮を。
右)王宮のシンボル。 三頭のゾウのレリーフ。インド・アショカ王の三頭の獅子像に通じる?同じシャカの教えを尊ぶ仏教信者。
左)初代王の像。ユーモラスな動きをしている。右)新しいパバーン仏安置の祠。これは道を挟んだ前の、プーシーの丘への階段途中から撮ったもの。夕刻なのにこんなに明るい感じに撮れた。