Lao Place (3) サンハイ村 Ban Xang Hai
パクウ洞からの帰り、メコン川沿いの酒造りのサンハイ村に寄る。
ラオスの焼酎「ラオ・ラーオ Lao Lao」を製造、販売している。このお酒はもち米で造る蒸留酒だが、アルコール度数はかなり高い。迷った末にお土産用のお酒を購入。
観光地となっているので、村はシルクや綿の布を置いて販売している。
年配の女性が平織りの布を織って見せているが、経て糸は白無地で横縞。
ここで販売している布は格子なので、あきらかにここで織った布ではないとわかる。
後で綿の手織り風の格子布(1$)で汗をぬぐったら色落ちで無地の布になり、衿が変色してしまった人がいた。
まあ、旅行の記念にはなるけど、私はこういう場所で布は買わないことにしている。
シルクも値段から大量の機械生産なのだと思う。本当のシルクかも微妙なところだ。今の技術、見ただけでは本物か全くわからない。
私のプロフィールは公表していないが、もともとの家業は布屋、学校もそっち系を出ている。染織は「古い手仕事こそが素晴らしい!」という世界。そこが馴染めない部分で今は関係ないことをやっている。でも民族学が好きなのは、私も古い布を追いかけているからなのかもしれない。
お土産用のお酒は買ってみたが、これも今はこの村では製造していないという気がする。
左)お酒にヘビやイモムシ、クマの手が漬けられている。右)家の前で女性が布を売る
左)村の奥にある寺院、右)寺院の建物。小さいがとてもきれいに装飾されている。
左)メコン川の渡し舟。愛嬌のある若い僧侶。座っているおじいちゃん僧侶はタバコをくゆらせていた。右)夕方のメコン川。