India Ladakh Gompa (9) へミス ゴンパ Hemis Monastery
レーから約47km位南東にあるラダックで最大で有名なカギュ派(Drukpa Kagyu)最高位のゴンパ。
王家と結びつき、その庇護の元大きな力を持った。センゲ・ナムギャル王(King Sengge Namgyal )によってラダックに招かれた僧、タクツァン レーパ(Taktsang Repa)のために1630年に創建された。へミスのへメとは、「仏教のお祈りの出だしの部分」のこと。
ここに属している僧は約380名いるが、常時生活をしているのは80名ほどで、300名は姉妹僧院へ行っているそうだ。
中庭に2つのドゥカン、ツォカンと礼拝堂が並んで面しているのは珍しい建築らしい。(ツォカンは改修中で見学できなかった)
この僧院が最も賑わうのは毎年6月に行なわれるヘミス・ツェチュの時。全チベット仏教圏からの巡礼者、各国からの観光客でこの中庭が埋め尽くされるそうだ。
このゴンパ訪問のためにクネクネと細い道を車で走り、渓谷の奥まった岩場に僧院が並ぶのを見た。実際近づいたら全景を見ることはできなかった。
このドゥカンでは実際に現地の人たちのお参りの様子を見ることができた。リズミカルな太鼓とともに読経する僧侶。そして2m位のチョルテンの回りを僧と信者が手を合わせて周回していた。静かに僧侶の読経を聞く日本のスタイルとは、ちょっと違うことを実感した。
左)門前の大きなマニ車。右)かなり数のある石段を上る。
●ドゥカン(Dukhang)
左)中庭から向かって右側、ドゥカンの入口。右)ドゥカン入口の六道輪廻図。
左、右)ここもドゥカン入口には四天王が並ぶ。
左)ラマ僧の写真の前で、お祈り。右)年齢の高い僧侶が鐘を鳴らす。
左、右)ドゥカン右側のチョルテンに供物を捧げ、祈りはじめる。
左)一般の人もチョルテンの周りを祈りながら歩く。右)壁面を飾る青い
左)東洋系の濃い顔、グル リンポチェ(Rinpoche)像。目がクリッとしていてカワイイお顔。
右)リンポチェ像のある僧院の上部壁面を飾るイラスト。かなり近代的なイラスト。
左)岩場に並ぶ僧院。右)寺院の柱を飾る龍のイラスト。