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India Ladakh Fringe (1) アプリコット

India Ladakh Fringe (1) アプリコット(Apricot、アンズ、杏)

バズゴー村ではちょうどアンズの花が満開だった。レーで宿泊したホテルの玄関先にも咲き始めのアンズの木があった。ラダック地方ではこの時期、日本でサクラの開花を楽しむように、この花の開花を楽しむようだ。
そして、その果実アプリコット。暑い他の地域のインドとは違い、他にあまり食材となる果実に出会わなかったので、貴重な農産物になっているのだろう。
日本でもアンズは取れるが、比較的寒い隣県の長野県などでは生産していたと思う。だいたい私の手元に入るのは生の果実ではなく、ジャムとかだ。
実は私、アンズをあまり食べない。嫌っているわけでもない。
なぜか「アンズ⇒峠の釜めし⇒甘露煮的なアンズ⇒飾り物⇒残す」という感じになっているからかもしれない。ウメやプラム、桃は好きなのに。。


左、右)アンズの里。バズゴーの村は満開です。

ラダックでは一日短くなったこともあり、お土産を買う時間がほとんど無かった。
せっかくここに来たのだから、普通のインドのお土産ではない物を身内には入手したかった。
初日にレーのバザールでアンズを売っているおばさんに出会った。ちょうどツアーの同行のNさんがアンズをかうというので、私もパン教室をやっている姉に「アンズのドライフルーツ」と「アーモンドに似た中心の種(杏仁)」を買うことにした。
これは高価ではないが、心配は重さなのだ。kg単位のものは、いつもトランクの重量が気になる私のお土産として不適格なのです。


左)アプリコットが並ぶ。右)ドライフルーツとなったアプリコット。梅干そっくりだが、着色ではなく、完熟したアプリコット色。

ドライフルーツはパン発酵の酵母になるらしい。
以前、中国ウイグルのカシュガルで重い干葡萄を買ってきたがこれはダメだった。これには光沢を出すためワックスが塗ってあったらしい。
発酵準備段階でそれが浮いてきて酵母にはならず失敗。私の元に焼き立てのパンは届かなかった。
この干アプリコットも心配だが、この地ではそんな『人工的細工してまで売らないだろう』と購入です。

持ち帰って姉に渡すと今回はかなり喜んでくれた。
ちょうどアプリコット酵母パンの話題が出ていたらしく、こんなに良く乾燥している上物を身近で入手するのは難しかったのだそうだ。
わかっていればもっと。。でも、お土産はちょっとがイイのよね。


左)アプリコット酵母、作成中。右)アプリコットのパン、一作目。

GW明け数日経過、姉からアプリコット パン一作目が届いた。
色はちょっとアプリコット色(実はベージュ)。
食べてみる。。。
あまり、アンズの味も香りもしない。
まして杏仁の香りも。。

う~~ん、次回作、期待します。

●第2作目

アプリコット パンをサイトにアップすると姉に話したら、今日2作目が焼きあがった。
今回はブリオッシュ風の贅沢なパン。
アプリコットの香りって良く分からないが、発酵力のある上質な酵母になったとのこと。

 

●第3作目

またまた、3作目が焼きあがった。
今回は前回と同じ形だけど、中にアプリコットの実を入れて。。
見た目はとってもステキなパンになった。
私のお土産ではなく、他で入手したアプリコットを入れたそうだが、
かなり酸味が多くてスッパイ。
やはりこういう場合は甘露煮風の甘い物が良いかも。


左)こちらは叔母へのお土産。アプリコットの実の中心の種、杏仁。右)杏仁豆腐になって戻ってきた。あまり杏仁の香りがしないのが残念。


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