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India Ladakh Place (2) バズゴー

India Ladakh Place & Gompa (2) バズゴー Basgo

レーから西へ約45kmくらいの場所にある村で、村の奥に赤褐色な丘陵地がある。
その丘陵地に11世紀、リンチェン サンポによって寺とチェルテン(chorten=仏塔)が建てられ、15世紀にラダックの主要都市となり王宮や城が建てられた。その後16世紀末から17世紀半ばにナムギャル王朝のもと、丘陵の上に次々と寺院も建てられたようだ。
ここの寺院は赤を多様したグゲ(Guge、カシミール)様式が中心。

主要道路から細い道へと入り込み、杏(アプリコット)の並木がある村を通りすぎた。
流された橋を修復する村人を横目に、その川を車がバシャバシャっと渡ると、切り立った丘陵の上に城跡が見えた。
「ちょっと前に川が氾濫し橋が流されたので、車で通れない場合は、城跡まで15分歩きます。」とコワイ予告されていたので、車が通過できて『良かった』と胸を撫で下ろした。ここで坂道を15分も歩いたら、私の心臓はバクバクになるに違いない。寺院近くで車を降りた。その場所からは青い空に白い城壁が浮きだって見えた。


左、右)赤褐色の大地が広がる。

●セルザン・ゴンパ Serzang Gompa
約6mくらいの大きなチャンバ(Chamba、弥勒菩薩)坐像の本尊。
1623年、ジャムヤン・ナムギャルの供養のために、センゲ・ナムギャルとタクツァン・レーパが共同で完成させた。

大きく高いチャンバ坐像の顔はちょうど吹き抜けに突き出るようで良くみえない。膝を着き低い姿勢になって覗き込むと、目が離れたちょっとあどけないお顔の弥勒菩薩が見えた。


左、右)チャンバ(Chamba、弥勒菩薩)坐像。そのお顔。手のひらが赤く塗られている。

左、右)朱赤がメインの壁画。グゲ(カシミール)様式。後輪があるのはシャカ仏。

左)チャンバ像の横の像。やはり手のひらが赤く塗られている。中)チャンバ像の足元にある像。動物系?。
右)ゴンパ入口上を飾る青いヤーマンタカ(Yamantaka、大威徳明王)。

左)ゴンパ外観。右)ゴンパ鍵番の僧侶。柔和なお顔をしている。

●カシミール様式のイスラム教 モスク Mosque

左)1616年に即位した王センゲ・ナムギャルの妃はカシミールから来たイスラム教徒(ムスリム)だったので、カシミール様式のモスクとなっている。右)強風のなか、5色のタルチョーがたなびく。

●チャンバ・ラカン Chamba Lhakhang
こちらにも大きなチャンバ像(立像)があるそうだ。
「~そうだ。」というのは見ることができなかった。ここを管理して鍵を持っている僧は下の村に行っているとのこと。とっても残念。
でも何でセルザン・ゴンパの鍵番の僧とは違う人なんでしょ??

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