
India City (a7) ジャイプル Jaipur
ラージャスターン州の州都。デリーの南西約260kmに位置し、町の周囲を約10kmのピンクの城壁で囲まれている。別称「ピンク シティ」。
1727年にアンベールに首都を持つ藩王(マハラジャ)ジャイ シン2世(Jai Singh II)が、水不足や人口増加による不安のために遷都した。
途中、イギリス従属時代も直轄統治下に置かれず、自治権を持っていたため、インド様式を強く残す町となっている。
1863年にイギリスのビクトリア女王の息子アルベルト王子がジャイプルにやってくるということで、町の壁面がピンクに塗られた。
ピンクといってもサーモン ピンク、街に入るピンクの城壁の門をくぐると、街全体の壁面が同じ色に塗られている光景は不思議な空間だった。
インドとは全く関係ないけれど、以前、高崎駅前の家電ビルが壁全面をこんな色に塗装し、住民訴訟となり、塗りなおさせられたことを思いだした。日本では反対される色だけど、ヒンドゥーの世界にはとてもマッチしている。
※同じラジャスターン州のジョードプル(Jodhpur)はブルーシティと呼ばれる
左)街のいたるところがこのサーモン ピンクに塗られている。
右)タクシーなどのアンバサダー車を販売する財閥ビルラ グループ(BIRLA GROUP)が私益で建てた新しい寺院。