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India Historic Spots (a17) クトゥブ ミナール

India Historic Spots (a17) クトゥブ ミナール Qutb Minar
デリー南部の郊外にある高さ72.5mのイスラム教ミナレット。
1192年から1198年に作られた。
1階から3階は赤砂岩、4階・5階は大理石と砂岩で出来ている。1階は角柱と円柱が交互になり、各階にバルコニーが張り出し、シンプルではなくリズム感のある塔となっている。
以前はミナール内部にも入れたが、事故があってからは中に入れなくなったそうだ。
1993年にこの塔を中心にした一帯が世界遺産に登録された。

もともと、このエリアにはヒンドゥー教の寺院が27あったが、イスラム勢力に偶像部分が破壊され、その石材などを使いながら建てられたクワットゥル イスラム モスク(Quwwat ul-Islam Mosque)は、インドで最古のイスラム教建築だ。したがって、各所がイスラム建築とヒンドゥー建築が混ざり合っている。
当時、インド ヒンドゥー建築の職人たちはイスラム建築の放射状のアーチの作り方を知らなかった。そのため、水平方向のみのアーチで作られている。

ミナールの反対側にもっと高い建造物を作ろうとしたアライ ミナール(Alai minar)の基部が残っていた。
また、モスクの中央中庭だった部分に鉄の柱がある。アショカ王により建てられた鉄柱(Pillars of Ashoka)と云われている。
しかし、未だ全くサビることが無く現存しているのでオーパーツ(OOPARTS)の一つにもリストアップされている。

デリーに到着したころから天気が悪く、雲が重くのしかかっていた。
この高い塔は全体的にどんよりした空につき抜けていて、最上部ははっきりせず、かなり残念だった。


左)クワットゥル イスラム モスク、右)モスクのアーチ


左)ガイドさんが言うベストアングル。曇っているのが残念。中)この塔も少し傾いている。右)サビないアショカ ピラー


左)1階部分は円柱、三角柱が交互に並ぶ。壁面にはコーランの彫刻。右)各階のバルコニー部分。


左)アライ ミナールの基部、右)平面的なアーチ。ヒンドゥー建築職人には精一杯の出来。


左)イスラム系学校と思う女学生。右)世界遺産の碑。もう薄くなっている。


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