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India Historic Spots (h6) ハンピ遺跡<7>

India Historic Spots (h6) ハンピ遺跡<7>

ハンピの遺跡はかなり広大で、やっと最後、宮殿地区の中心の見学となった。

●シヴァ地下寺院 (Underground Siva Temple)
正式にはプラサンナ ヴィルパークシャ (Prasanna Virupaksha) 寺院。
地面より下に10mくらいの場所に広がる寺院。
14世紀頃に作られたらしいが柱にはほとんど彫刻がほどこされて無く、完成していないようだ。
寺院には水が溜まっていて、光を受けた水面が不思議な装い醸し出していた。

左)門は下がった場所。右)彫刻がほとんど見られないがガネーシャ像があった。


左)水没しているマンダパ。光が差し込み、不思議な感じ。正面にはシヴァ リンガが祀られているが、見ることはできなかった。
右)ここでも牛のナンディが祠を見守っている。

●ハザララーマ寺院 (Hazararama Temple)
別名、ラーマチャンドラ寺院(Ramachandra Temple)。ビシュヌの7番目の化身ラーマを祀っている。
宮殿地区の中央部にあり、中規模の王室礼拝堂。境内は東と北に門があり動物や兵士などのレリーフが施された塀で囲まれている。
主寺院は後期チャールキヤ朝の寺院と同様の形式であるが、正方形のマンダパの3方の入口の軸線が2つの門とピッタリ合っている。
屋根は南方型をしていて、とても整った寺院だ。


左)東側の門。右)周囲の壁面いっぱいにレリーフが施されている。


左)北側の門。右)象や兵士のレリーフが中心だが、一部に数匹だけラクダが彫られていた。


左)寺院は南方ピラミット型、上部がレンガ、下が花崗岩でできている、右)ラーマヤナの場面の彫刻。


左)ビシュヌ神の乗り物ガルダや化身のナラシンハが彫られている。
右)ラーマヤナの「ハヌマーンが幽閉されたラーマの奥さんシータに指輪を見せる」場面。


左)ヒンドゥー教ではビシュヌの9番目の化身となっているブッダ像。右)寺院全体に施された物語の彫刻がステキ。


左、右)本殿内部は4本の柱が黒曜石でできている。白っぽいマンダパに彫刻をほどこされた黒い柱のマンダパはとても高貴な感じがした。

●王宮跡 (Remains of Old City)
ハザララーマ寺院の東に広がる王宮跡。
かつて王や貴族の住んだ王宮地区は広大だが、全ての建物が無くなりその基礎しか残っていない。地区全体に地下道が張り巡らされていて全長16kmあったようだ、
この地区はすでに上下水道が整備されていたようで。石の水道跡をみることができた。
ハンピで見たかった遺跡、階段井戸をみることができた。整備され、黒いスレート板でできた幾何学的な井戸はとてもキレイだった。
でも最初のインド旅行で見てしまったモデラーの「スーリア寺院」の階段井戸の、そのすごさが今さらだがわかった。インドの建造物を色々を見てきて思うこと。。「もう一度見たい!」

左)広大な敷地だが建造物は残っていない。右)残っている建物の基礎にもゾウなどのレリーフが彫られている。


左、右)階段井戸?貯水池?。本当の利用目的は分かっていないらしい。黒いスレートでできた幾何学的な模様がとてもステキ。


左)石の上水道。右)石の門扉。

●王妃の沐浴場 (Queen's Bath)
王宮地区の南のはずれに位置する王妃の浴場ともプールとも呼ばれている建物。
シンメトリーでアーチ状の屋根を持つヒンドゥー イスラム建築。

左)正面全景。右)内部はかなりの深さと大きさがある。


左、右)アーチ状のイスラム建築の内部。下部はヒンドゥー様式となっている。


左)回廊の天井もドーム型イスラム建築。右)天井に施されたアヒルかガョウの彫刻。


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