【ま】
繭(まゆ)と生糸(きいと)は 日本一(にほんいち)
Gunma, top producer of silk cocoons and raw silk in Japan.
この「上毛かるたシリーズ」を始めて、繭や「かいこ」は簡単に手に入ると高を括っていた。
でも、実際はちょっと大変なことになってしまった。
姉の嫁ぎ先は養蚕もやっている農家だった。そう、この『だった』という過去形が曲者なのだ。
実は一昨年、家を改築するまでは細々と続けていたのだが、
昨年、完全に止めてしまっていたのだ。
止めたことは知ってはいても、『繭くらい簡単に手に入るだろう。』と思い「繭の写真撮りたいから貸して?」と聞いたら、もうこの数個しか残していなかったのだそうだ。
とても貴重な繭となった。
だから、イラストのような桑の葉と「生きたかいこ」の写真はあきらめることにした。
「繭」は姉宅から借りたが、「生糸」と古い「座繰り機」は私の所有物。
実は私、学生時代に染織を勉強していた。もう、忘れそうなくらいの過去となりつつある。
あまり絹物の制作は得意としていなかった。糸も着尺用の細いようなものでなく、太いものばかりを好んで使っていた。
糸はその時に手に入れて染めずに置いてあったもの、座繰り機もその頃に親戚からもらったもの。
イラストにある様な座繰りの糸枠は家の物置から発見することが出来なかった。かるたとイメージが違って残念。。