Sri Lanka Historic Spots (10) ダンブラ石窟院 (Cave Temple of Dambulla)<2>
●第2窟
第2窟 は「マハラジャの石窟(Maha Raja Vihara)」と呼ばれる。
この寺院のなかでは最大の石窟。中に入ると奥にいくほど天井が低くなっている。中には56体の立像や坐像が安置され、天井一面には細かな壁画が描かれている。
中央にはネットで覆われた壺が置かれていて、その中に天井から一筋の湧き水が滴り落ちている。
絶えることのないこの聖水には「どんな病も治す力がある」と信じられているようだ。
薄暗い洞内に入ると、まず、大きな涅槃像にであう。
ここは広いので、第1窟の涅槃像の圧迫感とは違い、多少の安堵感がある。
左)涅槃像。右)天井一面に描かれた壁画。
左)聖水を受ける壺。
●第3窟
第3窟は、「新しい僧院(Maha Alut Vihara)」
キャンディ王国時代に描かれた天井画と壁画が残る。
50数体の仏像がおかれている。
薄暗い洞窟の中で、カラフルな仏像が浮き出て見える。
新しい時代の洞窟といえ、一面の彩られた仏像の壁画で覆われた天井は圧力のある空間だった。