Sri Lanka Historic Spots (9) ガル ヴィハーラ Gal Viharaya
ランカティラカの仏殿からもう少し北へ向かった場所にあるガル ヴィハーラ。
釈迦涅槃像、立像、座像の仏像が三体並ぶ。
一枚の岩から彫りだされている磨崖仏だ。
左から約4.6mの座像。両手のひらを膝の上で上下に重ねた定印(じょういん)の形をしている。仏が瞑想(思惟)に入っていることを示す印相の仏像だ。
そのすぐ右に一回り小さい等身大くらいの座像が、頑丈そうなネットの中に置かれていた。これも瞑想の印相をしている。→
この仏像はこの中で一番重要ならしいがあまり説明がなかった。
中央右に約7mのハスの上にたたずむ立像。
一番弟子のアーナンダ(Ananda、阿難)の姿とも言われているらしい。
(今回の現地ガイドさんの名前もアーナンダさん、敬虔な仏教徒の方でした。)
腕を組むように交差させ、右足重心で首をほんの少しだけ傾けたこの姿は、何か考えているのか、少々悲しんでいるような姿に感じる。
そこで、ブッダが入滅するのを嘆き悲しんでいるとも言われている。
右には全長約14mの涅槃像。曲線がやさしい大きな像だ。
足の裏側にスリランカの仏像では必ず見られるハスの彫刻が施されているそうだが、写真に収めてなかった。
左、右)座像。
左、右)立像。
左、右)涅槃像。