India Ladakh Gompa (11) シェー ゴンパ Shey Gompa & Plaza
レーから南へ約15kmにある小高い場所にある建物。
15世紀まで、ここにはラダック王国の都が置かれていた。その後レーに遷都されたが、ラダック王家に重んじられた地で、王家により僧院が建てられた。
王宮は今はかなりの廃墟となって残っている。シェーとは「水晶」という意味。
17世紀に王宮横に建てられたゴンパはデルダン ナムギャル王(King Deldon Namgyal)がその父センゲ ナムギャル(Singay Namgyal)の供養のために建てた。
急勾配の階段を登ると、大きなチョルテンが建っていて、その回廊をぐるっとまわってゴンパにはいる。
回廊から眺める景色はとてもキレイ。
この日もすでに多くの階段の上り下りもあり、夕刻にこのゴンパに到着した時はかなり足が疲労していた。そして、すでに天候が悪化して突風が吹くような状態だった。ラダックに来てから数多くゴンパを見てきたので、もう十分満足していた。急な階段を上りはじめて「もう行かなくてもいいかな~」という弱気な感じになっていた。今ごろ高山病?そんな体調の変化ではない。確かに若い頃に痛めた左膝は血行が悪いのと疲労でパンパンになっている。。
でも、それを押して上に着いた時、今までの荒涼とした眺めとは少し違い、目の前には水源が広がりとてもキレイだった。
そして、いままでチャンバ像ばかりだったが、最後のゴンパで約11Mの巨大なシャカ仏に逢うことができ、なぜかホッとしたのは日本人だから?かもしれない。
左)王宮跡。右)大きなチョルテン。
左)約11mのシャカ仏。右)シャカ仏周囲の壁画。かなり劣化している。
左、右)ゴンパからの周辺景色。