India Ladakh Gompa (3) ラマユル ゴンパ <1> Lamayuru Monastery
月の世界を進むと突然、山間にへばりつくような集落となった。
その最上段にゴンパが見えた。
多くの人がイメージしているラダックのゴンパに一番近いたたずまいだ。
今回は空路でレーからラダックへやってた。インダス川に沿って降りてくる感じでラマユルまで来ている。レーからかなり西に移動した感じだ。
しかし、陸路でインド東のシュリーナガル(Srinagar)から川を上ってラダックへやってくると、ラマユルが最初に出会うゴンパなのだそうだ。
月の世界も含め、太古の時代は湖の底だったようだ。
ラマユル ゴンパはカギュ派の僧院。200名近い僧が属しているが、常駐しているのは2~30名。
11世紀前半、カギュ派の開祖の一人ナーローパ(Mahasiddhacharya Naropa)が石窟で瞑想修行したのがこの寺院の始まりといわれている。
左)マニ車。どの寺院入口にも大きなのが設置されている。右)僧院に住む子供の僧たち。
左、右)ここの扉口も四天王で飾られている。南方(青)増長天:刀や剣。東方(白)持国天:琵琶を持った姿。西方(赤)広目天:右手ヘビ。右手に仏塔。北方(黄)毘沙門天:マングース。勝利の旗。ここのは新しく修復されているので、四天王が良く分かる。
左)扉背面にある六道輪廻図。あとで時間があれば、ちょっとした説明ページを作成します。右)僧侶が日々お供えする供物。
左)かなり新しいドゥカン。右)ドゥカン左手祭壇上に置かれたグル・リンポチェなどの像。
左)ドゥカン右壁面のジョウォ リンポチェ像。右)周辺壁面を飾る金の仏像。
左)ドゥカンを飾るものいろいろな場所に龍が多く描かれている。湖底だったこの場所には龍神伝説もあるらしい。
右)ナーローパが瞑想した石窟らしい場所に、ティローパ、ナーローパ(この寺院の開祖と云われる)、ミラレパの像が置かれている。