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India Ladakh Gompa (1) シャンカール ゴンパ

India Ladakh Gompa (1) シャンカール ゴンパ Shakar Gompa

チベット仏教では僧院をゴンパ(Gompa)と言う。
レー郊外の山側へ約2kmほど行った場所にある、20世紀初頭、先代のバクラ・リンポチェによって建てられた比較的新しく、小さいゲルク派(Gelug)のゴンパ。近くのスピトゥク ゴンパ(Spitok)と姉妹寺院。
(追記:2004年頃にバクラ・リンポチェ19世は亡くなっているので、ここでの先代とは18世)
他のゴンパのように山の上ではなく平地にある。
白壁に囲まれたような敷地になっているゴンパなので、ちょっと集合住宅の趣もある。
僧院の右側がドゥカン(礼拝所、Dukhang)となっていて、数段の階段を上ると鮮やかな色の扉口と対面する。その壁面は4色のゴンポ(守り神)が描かれていた。

レーに着き、高地順応の休息もそこそこに最初の見学のゴンパとなった。
チベット仏教のゴンパに足を踏み入れるのはここが初めて。
カラフルな扉口の文様も、中国や日本などで使われている朱赤ではなく、黒味を帯びたエンジの柱だ。多くの色を使っているが落ち着いて、派手という感じはしない。日本と同じ仏教から派生しているようには思えないほどだ。そして、薄暗いドゥカンはちょっと重々しい感じがした。
ドゥカンの中央に飾られた子供のリンポチェの写真はどこから見ても自分の方を見ている感じがする。それはちょっと怖かった。
この子供のバクラ・リンポチェ20世は現在8歳。2010年にバクラ・リンポチェ19世の転生者として選ばれたそうだ。


左)僧院に入ると、灯明が飾られていた。右)入口の柱の飾り。

左、右)扉口の両側を飾る四天王。東方(白)持国天:琵琶を持った姿。南方(青)増長天:刀や剣。西方(赤)広目天:右手ヘビ。右手に仏塔。北方(黄)毘沙門天:マングース。勝利の旗。

左)ドゥカンの中央に飾られた釈迦像。右)ドゥカン壁面を飾るタンカと仏画。

左、右)トルコ石がはめられたチューチグザル(千眼千手十一面観音)
左、右)2階に置かれたドゥカル(白傘蓋仏母、びゃくさんがいぶつも、Dukar)、ヒンドゥー教ではドゥルガー。

左、右)壁面を飾るブロンズ像。

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