chackee.com

 
Home Travel 旅行 India インド・グジャラート India Specialist (5) ローガン・ペインティング

India Specialist (5) ローガン・ペインティング

India Specialist (5) - Rogan Painting ローガン・ペインティング

ブジから少し北に向かったニローナ村のAbdwl Gaffal 家で制作されているローガン・ペインティングを見学。

この姿勢でペイント作業をする


左) 手のひらがパレット。色を調合するのは手の腹の部分で。
右) ピックの先端に絵具をつけて、下絵もなく、どんどん描いていく。


左) シンメトリーのモチーフの作品。
右) 100年も前の綿プリントスカート。色が褪せないペインティング技術。

……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

ローガンペインティングの技法は、ヒマの油を約3日間熱し、ガム状にして、色石の粉を混ぜて顔料とし、それを乾燥しないように水し浸して保管します。粘り気のある粘土状の絵具となったら釘状の針の先端につけ、木綿やシルクに直接下絵なしで模様を描くというものです。乾くと少し盛り上がった筋状のアップリケの様で、「生命の樹」や「孔雀」、「花」などがそのモチーフとなっていました。1枚物の小さなタピストリーなどは、絵具が乾ききらないうちに布を半分に折って、反転転写させるためシンメトリーの図案にしています。このペイント方法は 唯一、Gaffal 家に400年以上伝承されている技法なのだそうです。


[India Gujarat グジャラート 一覧]に戻る