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India Historic Spots (6) ロータル遺跡 Lothal

India Historic Spots - Lothal ロータル

アーメダバードの南西 85kmのあるロータル遺跡。水上交易の拠点となった様子が伺える。博物館ではビーズなどの素晴らしい加工技術を見ることができる。
ただ、遺跡はかなり修復されていて、あまりの整然さに少々興ざめしてしまった。

東側からの全景


左) 遺跡東側の舟溜まり。
右) 遺跡中央部跡。


左) 遺跡の中央部の基礎。
右) 遺跡中央部。排水溝システムが見られる。


左) 雨水を貯める瓶と水道システム
右) 遺跡周辺を囲む集水溝


左) 遺跡北面に位置するマーケット跡
右) 遺跡西面にあるビーズ工房などを含む市街地

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アーメダバードの南西 85km にある遺跡。約 4,500 年前に築かれ、パキスタンのインダス川流域にある古代都市モヘンジョダロ Moenjodaro、ハラッパHarappaと明らかに関連あるらしい。両都市と同じように街路が整然と配置されていて、几帳面に整然と積まれたレンガの建造物が見られた。「ロータル」とはグジャラーティ語で「死の塚」を意味し、シンド語の「モヘンジョダロ」と同じ意味をもつそうです。潮の干満を利用した複雑な水門システムを利用して、舟溜まりに舟を引き入れる船着場やドッグの設備を持ち、水上交易の拠点となり、小規模の商業都市として繁栄した様子が伺える。ここで発見された印章から、メソポタミアやエジプト、ペルシャとの間と交流があった可能性を感じる。そして、市街地にはビーズ工房跡もあり、ここで紅玉髄を高温で焼き上げルビー色になった穴の開いた赤い石や、2~3mm の石に針先ほどの穴を開けたビーズが見つかっている。当時のこういった加工技術力の高さに驚かされた(博物館で確認済み)。

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