India Race (3) - Rabari ラバリ族
○マルワリ・ラバリ
パタンへ向かう途中で定住化しているラバリ族の村を訪問。
土間住居、テラコッタ(瓦風?)屋根、木の柱。家の前は広くコンクリート風なもので固められているので、近代化した建物なのだと思う。
左)年配の女性。顔の額から眉毛のあたりに入墨をしている。
右)左の女性のご主人、全身は白い衣装だが真っ赤なターバン、ピアスがおしゃれ。
左)この村の10代~20代くらいの少女達。
右)きれいな女性なのに逆光で日差しが強く、カメラのフラッシュがたかれてしまい。ちょっと恐い顔になってしまいました。ごめんなさい。30代くらいと思える女性だが、顔の入墨はしていない。
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○ラバリ族の民族衣装
定住化しているラバリ族なので、皆きれいな衣装をきている。年配の女性は顔に入墨、首にチョーカー、耳と鼻にピアス、手首からひじと足首にバングルと装身具・宝飾品をかなり身につけている。頭からはカラフルなショールをかけている。
男性は細身で背が高く(190cm近い感じ)、真っ赤なターバンを巻いている。全身は他の放牧しているラバリ族を同じ上下白いブラウスとドーティー。
インド、グジャラート各地およびパキスタンのシンド地方に居住する牧畜カースト。グジャラートのジューナーガル県のバルダー、ギールなどに居住する集団は指定トライブに、同州他地域の集団は「社会的教育的後進階級 (Socially and Educationary Backward Classes)」に指定されている。このうち、指定トライブ人口は約5,000人(1981年)。グジャラートに定着するラバリはグジャラーティー語を使用する。名称の語源はラハバーリー(外に住む)に由来すると考えられている。熱烈にクリシュナを信仰するヒンドゥー教徒であり、祖地はクリシュナゆかりのドワールカーとブリンダーヴァンであると伝承をもつ。ヴァルナはクシャトリアであると主張している。雌牛、雌水牛、ヤギ、ヒツジやラクダ飼育を伝統的な生業とし、ギー(バターオイル)や羊毛の販売で生計をたててきた。近年、定着化が進み、自耕作や農業労働に従事する就業者が増えているが、伝統的な職業との結びつきもいまだに強い。一群の人々は遠く隣州まで遊牧を行っており、放牧には子供も参加するため、識字率はきわめて低い。
(参考:弘文堂 世界民族事典 篠田隆 氏 一部抜粋)