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India Historic Spots (h6) ハンピ遺跡<2>

India Historic Spots (h6) ハンピ遺跡<2>

ハンピは大きく北側の寺院地区と南側の宮殿地区とに分けられる。
その北側の寺院群、ヘーマクータの丘の東側から観光をはじめた。

●ガネーシャ像 (Saslvekal Ganesha)
まずバスを降り岩盤を昇りながら少し歩くと大きなガネーシャ像があった。このガネーシャ像は一枚岩を削って造られたらしい。

左、右)ハンピ遺跡観光の最初はガネーシャに迎えられた。左写真、右下にいるのが警備のオジサンなので、大きいのがわかる。
見た目、とっても大きく立派だが、鼻が折れたりして現在は信仰の対象になっていないそうだ。そのためなのか、花や葉っぱでは全く装飾されていなくてキレいだった。そのキレいというのがヒンドゥーの信仰対象じゃないという雰囲気を醸し出している。


左、右)ゴロゴロとした大きな石の間に寺院跡の石柱がのこる。


左、右)大きな石に穴をあけ、木材を差し込んで巨石割るという方法で寺院の石柱を作っていたらしい。その跡。

●ヘーマクータ寺院群 (Hemakuta Temple)
ガネーシャ像の背面から北に向かって花崗岩の岩盤に張り付くように残る寺院群。
ここは宗教的な聖地だったようだ。
ピラミッド型の屋根は後期チャールキア様式で、都市ができる前、10世紀から14世紀に建てられたようだ。もともとはヒンドゥー教シヴァ寺院だったが、その後ジャイナ教に転用されたようで、中にガネーシャ像なども残る。かなり固い石で造られたようで、彫刻装飾も少なく整然としている寺院となっている。

高い場所から都市を一望でき、眺めがとても良い。確かに丘全体に並ぶ寺院群だが、見方によっては石の砦のようにも思えた。
もしかすると、時代によってはその役目を担っていたのかもしれない。

左)北西の方に開ける寺院群。右)ピラミッド型の屋根をもつ寺院。


左)形を残す寺院内部。右)ガネーシャの彫刻が残る。


左、右)岩盤の丘に寺院群が並ぶ。


左、右)丘から北東の眺望。ヴィルパークシャ寺院(Virupalsha Temple)のゴプラムや境内が望める。
ちょうど、寺院で結婚式が行われるようで、リズミカルな太鼓の音が目の前の寺院を覆うように聞こえてきた。早く寺院へ行ってみたいワクワクする気持ちになった。


左、右)丘を下るとこんな恰好をしてい人が私たちを待っていた。
余興師かと思っていたが、僧侶で寄付を求めているとのこと。人間ポンプ的な手品を見せてくれた。


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