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おカイコさんを飼ってみた(市民養蚕)- (2016 春蚕) 16/06/15

2014年に「富岡製糸場と絹遺産群」が世界文化遺産になってから群馬県の近くの街の雰囲気がかなり変化した。
私は富岡市の、それも富岡製糸場の近くに住んでいるのでそれを実感している。

数か月前、市報で「おかいこを育ててみませんか?」というお知らせ。
製糸場内でツムギ実演とか、加工するマユが足りないので市民に無償で育てるのをお願いしたいのだそうだ。

昨年からやっているのを知っていて興味があり、やってみようと思っていたが、身近な人たちが反対するので、なかなか申し込めなかった。でも、この養蚕地域に住んでいて、年配の多くの方々が知っている知識なのに全く知らないのもどうなのかな?と
ボランティアなので上手くいってもいかなくても「一度は」っと、トライしてみることにしたのです。

おカイコさんは家畜だからね~~。知識は全くないし、何から手をつけてよいのかもわからず、
まずは市役所へ行って申込み用紙を入手し、農政課へ問い合わせてみた。
そして、心配の「期間は?」「場所は?」「匂いは?」「エサは?」「どっかに這って行っちゃわないの?」などの素朴な質問に、
丁寧な回答をいただき、とりあえずやってみることにし、申し込んだのです。
市民養蚕はカイコがマユをつくるまで、ほぼ3週間くらいの短期間の任務だから大丈夫だろうとチャレンジすることになりました。

5月21日
説明会を受け、飼育セット×2組をもらう
(飼育ケース、人工飼料、まぶし、納品用のネット袋とタグ)
初めてなのにいきなり2組200頭です。
すでに3齢で眠がはじまっているらしいがよくわからないので、飼育トレイ(蚕座、さんざ)に広げて人工飼料のエサをあげてみる。
姉と姪のアドバイスにより、100均で大型の洗濯ネットを購入し、下に敷いてみる。
フンをふるい落とすのにちょうど良いメッシュサイズで、これが飼育中、かなりGoodなアイテムとなりました。
5月23日
眠から覚めて4齢となり、起きてエサを食べ始めているものや、まだ動かないのもいる。
人工飼料を与えるも、この日はいきなりの外気33℃超えで、飼料がどんどん乾燥してしまう。
乾燥したエサはあまり食欲がわかないようなので、新しいものと頻繁に交換してみる。
室温も30℃近い。高温注意と聞いていたので、ちょっとあせる。
5月28日
4眠から脱皮をし、エサを食べ始めるものがでてきた。
まだ起き揃ってないが5齢がはじまったようなので、クワをあげることにした。
クワを与えたら人工飼料を食べなくなるらしいが、姉の家にはクワの木がまだまだたくさん残っているので大丈夫とのこと。
そして、使っていた養蚕用のオレンジ色のネットをいただいた。
クワの下に敷くとこれまたGoodなアイテムだった。
5月29日
食欲がすごい。クワは朝晩2回と書かれていたけれど、昼にあげても夜にはほとんど枝しか残ってない状態。
だから3食っていうことだ。
6月1日
クワを与えてからどんどん大きくぷっくりしてきた。
6月3日
そろそろ予定では糸をはくというのでまぶしの準備をするが全く変化なし。
ここ数日の食欲はハンパない。夜な夜なクワを取りに行くのが大変。
6月4日
やっと数匹動きが鈍くなって少し糸を吐きそうな変化が見えたのでセットしたまぶしに移動。あがりはじめた

6月5日
糸をはくカイコがでてきた。
6月6日
まゆの形になるものが出てきた。マユバウワー(?)的エビぞりスタイルでまぶし枠に入れると早くはき始める。
6月7日
マユにならないカイコはどんどん上がっていく。まぶしは上層階から埋まってきた。
6月10日
ほぼ全部あがりきってまゆへ。上部はほぼ埋まった。
上部の三角にまぶしをくっつけたところはスゴイことになっていた。
6月11日
最初の眠の時に成長が遅れていた数匹を別トレイで育てていたが、
時間差が出来てしまったので、その極小カイコ4匹のために菓子箱でプレハブ住居を作成してみた。

6月13日
こんなバラック小屋だが、極小4匹もとうとう繭へ
6月14日
早くからつくりはじめたマユはかなり良い状態。まぶしからはずして(繭かき)毛羽とり(96個)
しみマユはなく、マユが薄いのだけ除いた

6月15日
残りのマユも真綿をとり、こちらもほぼ100個近い
まゆ約200個で400g。取り除いた真綿4g
6月16日
市役所に196個マユを納品で任務完了

ほんの3週間と短い期間だったけど、無事マユを納品することができてヨカッタ!
夏は温度管理が大変そうなので、次回はお休み。
もし、秋にできそうならもう一度チャレンジする予定です。