chackee.com

 
Home Travel 旅行 Sri Lanka スリランカの旅 Sri Lanka Place (3) ペラデニヤ植物園

Sri Lanka Place (3) ペラデニヤ植物園

Sri Lanka Place (3) ペラデニヤ植物園 Peradeniya Botanical Gardens

この植物園は、1371年にウィクラマバーフ3世* (Wickramabahu III) が王妃のために作った庭園 (Royal Botanic Gardens)を元に、占領下の1821年に植物園として開園し、その後、コロンボ(Colombo)やカルターラ(Karutara)などから植物が移植され、完成したそうだ。
*Wickramabahu IIIのカタカナ読み表記は不明。

今回のツアーに植物園が含まれているスケジュールを見て、熱帯植物好きの私はかなり期待していた。
園付近に到着し、園内には見たことない赤い花が咲いた大木がたくさん見えた。
私の知っている熱帯の「カエンボク(火炎木)」や「ホウオウボク(鳳凰木)」、「オウゴチョウ(黄胡蝶)」でもない、赤い房が垂れ下がった木だ。
現地ガイドのオジサンが「ランです」という。確かにラン風の花で「ランの着生なのかな?」とも思ったが、園内全体に並木のようになっているし、絶対違うと。。調べたらやはりこれも熱帯マメ科で「ヨウラクボク(瓔珞木)」だとわかった。

門から入ると、目の前には公園or庭園が広がっていた。
家族やカップルでここに遊びに来ている人たちがいっぱいで、どうみても植物園には見えない。
日本で植物園といえば熱帯の地域を再現するためにドームや温室になっているが、熱帯の地域ではそのままが熱帯園なわけで、囲みが無い。確かに変わった木が多いが、花木は少なく樹木がほとんどで、みな見上げるほどの大木。目の高さぐらいに名前のついたプレートを下げているので確かに植物園を実感できる。
園内には4,000種類以上の植物があり、英国エドワード7世(Edward VII)や、日本の現天皇の植樹もあった。
公園の中央に、○○のCMで有名な「この木なんの木♪」と同じ木のモンキーポッド(Monkey pod)があるが、ここの木は2011年、上部が枯れてしまったようだ。CMの木はハワイのオアフ島のもの。

それでも、Orchid House(ランのために屋根のあるハウス)は見たこともないランで充実していた。


左、右)花房がランに似ているミャンマー原産のヨウラクボク 瓔珞木(pride of burma)。


左)「この木なんの木」風のモンキーポッド(Monkey pod)。真横に枝が広がる。現在は支えが必要。右)背景のPine Avenueで全景がわかりにくいが、右下の小さい棒のようなのが人間。


左)現天皇が1981年に植樹した木のプレート。右)ろうそくの木(Parmentiera Cereifera)幹から直接花が出ている感じ。実がろうそくのように棒状でツルツルの表面らしい。


左)Carabash Tree (Crescentia cujute) ヒョウタンの木。右)オオバナソシンカ (ホンコン・オーキッドツリー Orchid tree)


左)ヤシの並木 (Royal Palm Avenue)。右)バンブー (Giant bamboo)。竹は株立ち。


左、右)ランハウスの変わったお花たち。


左)パキスタキス ルチア Pachystachya Lutea。右)コエビソウ Justicia Brandegeana


次の話を読む

[Sri Lanka スリランカの旅 一覧]に戻る