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India Gujarat2 (g11) ラーニ・キ・ヴァヴ Rani ki Vav

India Gujarat2 (g11) ラーニ・キ・ヴァヴ Rani ki Vav

グジャラートのパタン(Patan)にある階段井戸。
今回のツアーに私が参加した最大の目的地です。
ここは2014年、ユネスコの世界遺産リストに登録された。
実は、この2014年は私の住む富岡市の富岡製糸場が「絹産業遺産群」として世界遺産に登録されたのと一緒の時。登録イベントのリストをネット配信で見ていて、この「ラーニ・キ・ヴァヴ」も候補に上がっているのを知った。
一度は見に来ているけど、どうしても「もう一度見てみたい!」建造物だったのだ。
この部分に気持ちはこの旅レポートの「はじめに」で触れている。

ラーニ・キ・ヴァヴは、ラージプート諸王朝のひとつ、チャールキヤ朝(Chaulukya dynasty)のビーマデーヴァ1世(Bhima I)王の亡き後、王を偲んで王妃ウダヤマティ(Udayamati) が11世紀中に建造したものである。パタン(Patan)は当時の王都だった。
井戸の大きさは奥行き約65m、幅約20m、深さ約 27 mで7層構造になっている。
階段井戸というよりは、巨大な神殿というような装いだ。
グジャラート州は水と結びついた女神信仰が盛んで、王妃、大富豪夫人といった女性が建てた階段井戸が多い。この階段井戸もウダヤマティ王妃によるものなので「女王の階段井戸」と呼ばれる。以前、グジャラート州の女性は古くから識字率も高く、教養があると聞いたことがある。
13世紀頃、近くのサラスワティ川(Saraswati River)の氾濫により、全体を沈泥で埋め尽くされていた。
1980年代後半にインドの考古学調査で発見され、泥がキレイに取り除かれ今に至るとのことで、砂岩でありながら、1,000年近い風化を感じさせない構造物だ。

井戸は800以上のヒンドウーの神々やパタン染織のモチーフ彫刻で覆われている。
メインの彫刻はビシュヌ神で春分・秋分に陽光が差し込む井戸の最奥部に東向きに施されている。
壁面に施されたビシュヌの化身、ヴァラーハ(Varaha)やクリシュナ(Krishna)の神々はカジュラホのミトゥナ像にも通ずる精巧で引き付けられる。

  • 井戸一番奥の横たわるビシュヌ神
  • ビシュヌの化身、ヴァラーハ(Varaha)
  • ビシュヌの化身、カルキ
  • シバファミリーから、ガネーシャ
  • ブラフマーも
  • パタンの染織などに通じる幾何学的モチーフ

下への階段だが、20~40cmくらいの段差を一段降りると、両サイドに2~4段ほど続く、その繰り返しという不思議な階段をしている。駆け降りるということはできない程の段差がある。反対側からその階段を見ると、幾何学的モチーフのようにも見える

  • 反対面から井戸をのぞき込むと
    階段も幾何学モチーフのようだ

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